英語の発音・英語の歌! 喉仏を下げると、なぜ腹から響くような太い声が出るのか?
英語の発音・英語の歌!

過去2日間でちょっとお話した、「喉仏を下げる」とどうなるか、という話。
その影響・効果を説明するための、ちょっとした図を描いたので、まずはご紹介。以下の図がそれだ。

喉仏を下げる、上げる。共鳴ゾーン、ポンプ、楽器としての人体図

まず断っておくが、これ、かなり簡易的に表現されたイメージ図なので、あくまで、発声の理解のための概念図と思ってもらえるとありがたい。
医学的な解剖図ではないので、そのあたりはご理解を。

まず、コレ楽器としての人体図ということになる。
歌ったりとか喋ったりとかで、発声するときのメカニズムを説明するためのものだ。

人間の身体って、実は、サクソフォンなどの管楽器を上下逆さまにしたような構造になっている。

つまり、肺が空気ポンプとなり、そこから空気が声帯(サックスで言うとリードみたいなものだ。)へと送られ、
それが声帯を振動させ、まずは音がつくられる。

で、その音が、声帯より上にある喉とか口とか鼻とか頭とかの第一共鳴ゾーンに響き、また、状況により(音の高さや発声法により)第二共鳴ゾーンにも響き、
音量が増幅され、声としてかたちづくられ、それが結果として、主に口とか鼻とかからメインに発声される、というメカニズムだ。

そう、ここまで見た時点で、(ちょっと話は逸れるが)実は「複式呼吸」の役割というものに、実は多少の誤解が含まれていることに気づく方も多いかもしれない。
別に「腹式呼吸」ができるからと言って、「腹から出るような太い声」が出るわけではないのだ。

歌の練習などでは、なにかと強調されることが多い「複式呼吸」という呼吸法だが、
コレ、前にも書いたように、空気を送る方法論のひとつに過ぎない。
だからこの図で言うと、「ポンプ」の部分の作動型式名であると言うことができる。

もちろん、ポンプは高性能であるに越したことはないから、
もしも「複式呼吸」が優れた空気流発生方式であるのなら、
それはそれでとってもありがたい方法だということになる。

ただ、「腹式呼吸」は共鳴ゾーンで行われる“共鳴”とは全く関係のない機能なので、
どんなにポンプが高性能であっても、「腹から出るような太い響きの声」を実現するチカラはない、ということだ。
(だが、ポンプの強さは声の大きさとは関係する。実際には。)
つまり、太い“響き”の声を出すためには、別の要素が必要だ…ということになる。

そのひとつが、ここで言う「喉仏を下げる」という方法になる。

そう、ものすごく単純化して言うと、

「喉仏を下げて」発生すると、自動的に太い響きの声が出せるのだ。

その理由は、この図を見ればわかるのだが、
共鳴ゾーンの容積(カタチと大きさ)、という概念に行き当たる。

おっと、かなり長くなってしまった。
この続きは明日の記事で。
共鳴ゾーンコントロールのお話は明日詳しく話したい。
歌にも英語の発音にも関わってくる概念だ。

ぜひまた明日来てください。
おやすみなさい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です